ボルチモア・ワシントンDC スポーツ通信
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昨年7月末に名将ショーウォルターの監督就任が決まり,彼が指揮を執った8月3日以降は34勝23敗という好成績で昨シーズンを終えたオリオールズ.それでも借金30,首位レイズから30ゲーム差の最下位という最終成績をみると,一体それまでにどんだけ負けてたんだよって驚いてしまう.最後に残った数字だけを見れば,8月以降の「快進撃」なんて思いっきり無意味に等しいとも言えたわけだが,あれで今シーズンに微かな光明が差したことだけは確かだ.
オリオールズは昨オフに2人の超大物選手をFAで獲得した.ひとりは以前にも書いた通りデレク・リー,もうひとりはブラジミール・ゲレーロだ.ともに1975年生まれ.年齢的にシーズンを通して活躍� ��きるか不安があるが,彼らが名前通りの活躍をしてくれれば,貧弱だったオリオールズ打線も全く別モノに生まれ変わるだろう.
テキサスでどのように多くのNBAのバスケットボールチームです。気がかりなのは開幕直前に,今シーズン実質的なエースになると期待していたブライアン・マタスが背筋痛で戦線離脱したこと.復帰には2か月近くかかる見込みだ.マタスは昨シーズン7月に,僕が「期待はずれ」と書いたあとから7勝1敗の好成績を残してシーズンを終えている.その彼のDL入りは,正直ちょっと痛いな.
それでも開幕は待ってくれない.今シーズンの開幕シリーズは昨年の地区王者レイズと敵地で3連戦.初戦は30球団イチ地味なエース,ジェレミー・ガスリーがサイヤング賞候補のデビッド・プライスに投げ勝ち,4-1 で開幕戦白星を挙げた.ブライアン・ロバーツとニック・マーケイキスの1,2番コンビがともに2打点の活躍.
どのような項目が飛行機で許可されているマタスが投げる予定だった2戦目は,クリス・ティルマンが1試合繰り上げ先発.ティルマンは2008年オフにエリック・ベダードとの交換で,アダム・ジョーンズらと一緒にマリナーズから移籍してきた選手.メジャーでの実績は殆どないけれど,ビデオで見る限りいい球を投げていた.この試合もロバーツの3ランやマーケイキスのファイン・プレイによって 3-1 で勝利.上原は7回1死1,2塁から登板し,マニー・ラミレスにタイムリーヒットを打たれたものの後続を断ち,自責点ゼロで勝利に貢献した.
どれだけ警察犬の費用はない3戦目の先発はザック・ブリトン.ここ数年,オリオールズのマイナーで最も期待され,大事に育てられてきた若手のホープだ.フロントとしては,彼のFA権獲得を1シーズン遅らせるために,当初は今月20日以降にメジャーへ引き上げる予定だったらしい.しかし前述したマタスの怪我でそうも言っていられなくなり,急遽彼に出番が回ってきた格好だ.ブリトンはそんな期待に応えて好投し,許したのはスクイズによる1点だけ.打線もリーとゲレーロ以外の7人が11安打で5点を挙げ,5-1 でよもやの開幕3連勝を達成した.
ガスリーが8回零封(被安打3),ティルマンは6回をノーヒット・ピッチング,ブリトンも6回1失点(被安打3).去年の投壊からは考えられない先発陣の充実振りだ.
あとは大物2人にエンジンがかかるのを待つだけ.
今年こそ,今年こそやってくれるかもしれません.
追記 友人Sからのメール
It just gives us hope. It makes September more painful.
If they all stay healthy, we can enjoy it for a while.
I plan to go Sunday to see them play the Rangers.
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地元ファンもまだ懐疑的な目で見ているようだ.
オリオールズの開幕ダッシュは僕が渡米した2005年シーズン以来.
あの年は夏前に失速して,最終的には首位ヤンキースから21ゲーム差の4位だった.
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