吉村宗太郎 経営者への道~Last President~
JTの人事のニュースをWebで見ました。
そこで初めて知ったのですが、現会長職にある涌井洋治氏は元大蔵官僚らしいです。
主計局長だったそうです。
その後の経歴なども載っていました。
1999年に退官後、『日本損害保険協会副会長を経て2004年にJT会長に就任した。』そうです。
現在70歳とのことで1999年の退官時だと57歳くらいです。
一般人だとこの年齢での転職はかなり困難です。
ですが易々と転職し、しかも要職に就くというモロ天下り…
退官した理由も書いてありました。
涌井氏は『脱税事件で摘発された石油卸商から絵画を受け取ったことなどが問題になり』退官したそうです。
簡単にいえば、賄賂をもらって問題になり退官に追いやられた人物です。
1900年代初頭に何が起こったのか?
一般企業であれば年齢も年齢なので、間違いなく採用されない人物でしょう。
それなのに…
天下りというものは本当にクソみたいな制度というか慣習です。
不祥事を起こした定年間近のおっさんを、公的組織に近い団体や企業に要職で送りこめてしまう…
何でしょうね…
JTの筆頭株主を見れば天下り以外の何物でもないことは明白です。
筆頭株主は財務大臣です。(書くまでもないかもしれませんが、昔でいう大蔵大臣…)
その上過半数を持っています。
役員人事にだって強力過ぎるほどの議決権を行使できるのです。
ここで、私はスペイン語のサンプル任命状を見つけることができます
天下り批判の強い中、不祥事を起こして辞めていった人物を過半数を持つに大株主のくせして、JTという巨大企業の会長職に8年も就かせていた…
私が平均的な感覚を持っているかは知りませんが、この事実を国民が知った時にどういう感情になるかは想像に難くないはずです。
2011年のJTの10名の取締役の役員報酬総額は5億3800万円です。
単純に割っても5000万円程度を天下り会長に支払っていることになります。
天下りが批判される訳です。
どのようにカナダの市民は、アメリカ市民になることができます
きっと天下りについて調べればこんな事例が腐るほど出てくるのでしょうね。
なんだかんだ法律で規制したりはしますが、結局はザル法で抜け道を残す政治…
そんなもんわざわざ転職のお手伝いなんかしないで、ハローワークにでも丸投げしろよ!!!
クソ天下り官僚なんかどこの企業や団体にも必要ないでしょうが。
正常な政治が行われている国であれば…
最初に書いたように涌井氏の件は初めて知ったことですが、あまりにも腹立たしい経歴なのでやり玉に揚げさせてもらいました。
私が見たのは『JTから財務省色消える、涌井会長が退任へ』という見出しの読売の記事です。
記事の意図とは別なところに過剰に反応しましたが、これを放置する大株主(国)、なんだかんだ偉そうなことをいっているマスコミが放置していたこと、この事実を知らなかった自分に本当に腹が立っています。
長くなるのでここまでにしますが、天下りは完全になくすべきでしょう。
そして、私を含む国民、マスコミ、政治家はこういった事例についてもっと知るべきです。
ではでは。
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