2012年4月26日木曜日

リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度




※現在のお店にある当時のロゴの看板。

ところで・・・私は、女子シェフめぐりを、行く先々でしています♪

※11月のイタリア★

今回、後日ご紹介するPIC@ヴァランスで、

2012年現在のミシュランの3★の女性シェフは

みなさんお会いできました♪

それはそれは素敵な方ばかりなのですが・・・その話は後日として。

言うまでもなく、女性にはたーへん、大変厳しい世界。

家庭の料理と、プロの料理は違うんだぜ!ということなのか?

2012年現在でも、

女性の進出が最も遅れている分野のひとつ?かもしれないなーと思っています。

日本(料理)の場合、修行さえも受け入れていないところが多いし。


で、そういう中で、しなやかに、すてきに、

プロの料理人している♪女性に会ってみたいな、

食べてみたいな、ということで、

星の有無にかかわらず、

女子シェフを回っています。

その中で、フランスにおける女性のプロの元祖とも言うべき、

伝説のブラジエールさんの店に行ってみたいな、と。



※お写真はネットから。

とはいえ、今はその店が名前だけ残っている状態、と聞いておりました。

でも、私は彼女のことを読み、

今のお店のことも読み聞きした中で

ともかくは、行ってみたい、と思っていたのでありまする。

さて、現在のお店ですが、

すでに別の店で星を一つ獲得し、

人気が高かったmathieu viannayがこのお店のオーナーシェフとなり、

見事に復活させ、

2008年に、ここで2つ星を獲得しています。

はて?

実際には会ったこともないはず?の二人のシェフ・・・彼女のスピリッツはつながれているのか?

そんな思いもあって、訪ねたかったのです。

今のお店は、とってもモダンで、


誰がゲティスバーグ演説を

全体はシックなグレーを基調にモノトーンでまとめられ、

テーブルにはスタルクデザインのキャンドルスタンドが並ぶ、

こんな感じのお店でした。



ブノワとは対象的に、

外に掲げられているお店のロゴ以外に、

かつての店の面影はない・・と思います。

※出窓とか、そのまま再現したかったものは残してあるようです。

では、お料理は?




アミューズが出ましたが、(写真はない)

こちらは、前菜。

蟹と、外側は黒大根♪

青リンゴのソースで、

これは洗練されていて、優しい中にもサプライズがある味。

麗しくき美人でもあり。



ブノワでもいただきました、

まったく同じスタイルのテリーヌ。

フランス田舎料理の定番でもあり、

豚の部位を全部食べる!が名物なリヨンの定番。

中もほぼ同じですが、

こちらのほうが、重しが強めで、ぎゅぎゅっとしまっている感じ。

&塩分控え目。

そのかわり、ダークチェリーとジュを使ったソースがかかっています。

寒天みたいなのが、強めのブイヨンのゼリー。

これ、今回各地で、同じものを食べた中で、一番好きな味だったかも♡

伝統的なものですが、

新しいアレンジが加わっています。



メインは、せっかくなので、ブレスの鶏を一羽。

サービスの腕とスマイルの見せどころです!


セント。

ストウブを使っていらっしゃいましたが、

これで蒸し焼きした鶏を、

2皿の違ったお料理にして出してくれます。

実は、えらそうにいろいろ書いていますが、

いつでも、外食が2日続くと、泣きそうになる、

へなちょこな私達(特に私。)。

なので、キッチンのついたホテルに泊まって、

自炊の日?を設けるのが常なのですが、

今回は、移動が多くて難しく・・・泣。

ここが3日目で、かなり限界を迎えていました。

それでも、アラカルトで、

でも鶏だけは・・と気力だけ満々で行ったのでした。

一皿目は、

そのままカットして、伝統的なソース


オランデーズソース( Sauce Hollandaise )で。


といっても、酸味はかなり優しくって、

胡椒(カイエンペッパー)もほとんど感じなかったです。

付け合わせも、

いっしょに蒸し焼きしたお野菜と、ジロール茸(だったとおもう)で、さっぱり。

紅芯大根とかも。

ブレス君の2皿目はこちら。


シンプルに、皮目をかりっと焼いたグリルです。

こちらは、使え合わせもフレッシュで。

エンダイブとメスクラン。

鶏のジュのソースがかかってはいるのですが、

ほんとうに、いい塩梅の分量で、

かなーーり、癒される感じです。


それでも、食べ疲れのため、

やや引き気味の相方・・・汗。


そうなんです!

なんと、ドレスコードはまったくなし!

電話で確認したら、即座に、NON!と言われました。

なので、私達は街歩きのままの恰好でお邪魔しました。

このあたりは、かつてもブションのままってこと?


誰がノイズの影響



私も、金ラメだけど、

まさかの、パーカー。

あとで聞いたら、シェフはカジュアルに、

その日の気分で、

楽しんでほしいのだそう。

で、泣きながら、

デセールは断念しました。

だけど、こういうプティ・フールはいただいて、

ミントのマシュマロや

キャラメルもいただいて♡

食事の後に、シェフとお話しを。

サービスの方たちからもいろいろ教えてもらったのですが、

シェフは、今のリヨンで、ほんと、スターシェフであり、

優秀なビジネスマンでもある・・と。



Mathieu viannay氏。

私より上?と思っていましたが、

経歴から推定しますと、

私より少しお若い!

&気さくで、(女性に)優しくって、お話しもおもしろい方です。

フランスのガストロノミー界でも、期待の若手!のよう。

実際、

お料理は、ほんとうにおいしかったのです。

『伝統的で、クラシックな、フランス料理と、少し新しい、今を感じる料理を、両方心がけている』

とのこと。

軽さ♪が求められている今のトレンドにもすごく合っているな、と思いました。

あまり、ブイヨンやジュを強く感じない、

肉のだしを強く感じない、料理で、私たち日本人もほっとする味。

とはいえ、私は、

このところずっと流行っている、軽くて優しい~だけなのは、実は苦手です。

でも、彼のお料理は、

優しさの中に、うん?と思う、パンチも潜んでいました。(もっとあってもいいかな。)

いつも思うんだけど、

フランスの方々はどう思うのかな~と。

でも、お店はほぼ満席で、聞こえるのはフランス語だったから、


みんなも好き、なのでしょうね。

きら星のごとく上昇する過程で、

知名度と歴史と物語のある老舗を買い取って、

現代に合わせて再生させる。

そういう方途もあるんだな、と

ブノワとは違った面を見ました。

ところで・・・・まさに上昇気流に乗って、

この5月に、日本進出するそうです!!!

それも、神戸に。

聞いてびっくり。

神戸のポートピアホテルへの出店が決まって、

このとき、ポートピアホテルからシェフ(佐々木さん!)が研修にいらしていました。

『なんで、神戸に?』

『ケ・セラ・セラ~♪』とのことで、

どうやら、熱心なアプローチがあったからみたい?

ポートピアホテルでの店名は

『トランテイアン』

楽しみです!

●la mere brazier

で、山中のレストランのことは、また。

####

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くわしくはこちらで。

毎日のごはんにも、使えまっす。

みなさまのおかげで、3版となりました、感激&感謝です。

ありがとうございます!

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『もてなしごはんのネタ帖』 山脇りこ @講談社

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